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【映画概要】
舞台は、瀬戸内海に浮かぶ小さな小島・祝島。28年間にわたり原発建設問題に揺れている島である。
農業と漁業で生計を立て人口は500人。1000年以上、続く祭りが残り、地域文化を継承するとともに、豊かな自然に囲まれ穏やかな生活が営まれている。
この祝島に本土に出ていた一人の若者が帰ってくる。海でひじきを採り、ビワを育てインターネットで販売しながら生計を立てる彼は原発計画に対し、「原発ができれば、海は死ぬ。この島の自然と引き換えはできない」と訴える。
また、高齢化が進み、島が衰退しながらも、おばあちゃんたちも「この島に原発はいらない」と反対運動を続ける。
原発が建設されれば、海は埋め立てられ、また、高熱の水が海に大量に放出され、その海域の生態系が破壊されるという。
これに対し、この島に原発建設を推進する中国電力は、岸から離れた船上から拡声器で、「今のままで島に未来はありますか」「原子力は雇用を増やし、島を活性化します」と説得。原子力を推進しようとする電力会社と住民側の攻防を映し出す。
突然、スウェーデンに話は飛ぶ。ここでは、これまで捨てられていた森の木材を利用して糞尿をガスに変えたり、風力発電を増やすなど、自然エネルギーを活用する方向にシフトし、新しい地域づくりを進めている。
持続可能な社会へ転換を図るスウェーデンに対し、国内では「原子力はCO2を出さない」という点を旗印に、今も十数基の原発の建設計画が進められているという。
「本当に原発しかないのか」、また、過疎の地で静かに進む「原発」に対して他人ごとでいいのかを考えさせられる。
ミツバチ一匹の羽音は小さくても、まとまれば大きな音となる。環境問題は一人ひとりの行動が大事だというメッセージを込める。
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映像作家 鎌仲ひとみ氏
プロフィール
早稲田大学卒業。
環境・エネルギーを扱った作品づくりに取り組む。
2003年「ヒバクシャ 世界の終わりに」、
全国600カ所以上で上映され、大きな社会的反響を呼んだ
「六ヶ所村ラプソディー」を2006年公開。
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