原発建設計画で揺れる山口県/祝島
エネルギー100%自給プロジェクトをスタート


山口県の上関原発建設計画に反対する「祝島島民の会」は1月16日、東京・立教大学池袋キャンパスで「自然エネルギー100%プロジェクト」をスタートすると発表した。

太陽光など自然エネルギーにより、島内でのエネルギー100%自給とともに、エコツーリズム、フード、アート(芸術)、ライフ(福祉)各事業を立ち上げ、原発に頼らない自立経済の構築を目指す計画を明らかにした。過疎・高齢化などの悩みを抱える地域は全国に存在するだけに、注目を集める取り組みになりそうだ。

同プロジェクトの実現に向け、「1%for祝島」キャンペーンを立ち上げ、取り組みに賛同してくれる企業や人などから「給料の1%」「商品の売上の1%」といった形で寄付を募り、「祝島千年の島づくり基金」を作り、プロジェクトの予算にあてていく。

祝島では太陽光発電、太陽熱利用、バイオガスなど自然エネルギーの導入を段階的に進め、10年で自然エネルギー100%化、さらに食(フード)、海洋自然体験(エコツーリズム)、芸術(アート)など新たな産業づくりを目指す。

「フード事業」では、地元でとれる海産物、農産物、畜産物などの加工生産品の商品化、また、これらを材料として使った「自然食のランチ食堂」のオープンを予定。生活・介護面の取り組み「ライフ事業」では、自然エネルギー100%事業と連動し、エネルギー自給の介護ハウスなどの建設を検討する。

また、「アート事業」では自然エネルギー100%プロジェクト運動と連動する映画や出版、写真集、画集、音楽による情報発信、「エコツーリズム事業」としては、地元の「田ノ浦の自然を守る会」と連動し、シーカヤック、ダイビング、自然観察など、滞在型の海洋自然体験などの事業化に取り組んでいく。

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「1%for祝島」のコンセプトを説明する祝島島民の会スタッフ